埋設管の劣化「詰まり」
近年、ゲリラ豪雨と呼ばれる現象以外にも、過去にあまり経験したことのないような雨量の降雨が計測されることが多くなってきています。報道などでも、マンホールから勢いよく雨水が噴き出している映像をよく見かけます。
下水道などの埋設管路は、およそ50年の耐用を想定した設計で造られます。1960年代からの高度成長期に下水道が整備された下水道は、これからが更新時期のピークとなる見込みです。
工場などの事業場における埋設排水管の多くも、更新時期を迎えています。
そもそもの想定雨量が50年前とは大きく異なることがオーバフローを引き起こす一因ではありますが、埋設管の劣化もその原因の一つです。
埋設管が劣化し、管が損傷すると土砂が侵入します。それ以外にもつなぎ目がずれると、すき間から樹木の根が侵入することもあります。土砂や木の根による詰まりが流下阻害の原因となるのです。
その対策としては、定期的な調査・清掃が効果的です。
大林道路は、管口カメラによる調査と、ウォータージェットによる清掃をおすすめしています。