埋設管路・舗装修繕維持修繕ガイド

~生命力の力強さは、管をも貫く~簡易カメラ調査で判明した排水オーバーフローの原因(ご活用事例)

近年、ゲリラ豪雨や「〇〇年ぶりの豪雨」が毎年ニュース報道されるようになっていますが、大雨の時に排水がオーバーフローして、道路のマンホールや桝から水があふれている状況をご覧になったことがあると思います。

民間工場においても同様で、「大雨が原因でマンホールや桝から水があふれだして困っている」といったご相談をいただくことがあります。

大林道路では、最大30mのズームアップが可能な4Kデジタルビデオカメラを使って、埋設管路内の状況を調査することができます。

水があふれだす原因は、設計の想定を超えた降水量はもちろん、排水に混入している異物の管内堆積や、管の小さな隙間から侵入した樹木の根によって流下能力が妨げられることにあります。カメラで埋設管路内部を撮影すると、堆積物や大きく成長した樹木の根が侵入している状況がよくわかります。

これらの異物等を撤去するには、高圧力のウォータージェットや削孔機を使用します。  撤去した異物、とりわけ大きく成長した樹木の根を地上に出しますと、生命力の力強さを実感させられます。