埋設管路・舗装修繕維持修繕ガイド

~次の50年に向けて~延長の長い工業用水の長寿命化へのご提案(ご活用事例)

埋設配管の設計耐用年数は50年とされています。新規の工業用水建設は1970年代後半がピークであったため、設計耐用年数に到達する埋設配管は、今まさに寿命を迎えようとしています(2021年)。

ここ数年、「次の50年を見据えて、工業用水の長寿命化を検討している」というご相談を数多くいただくようになりました。

「これまでの50年は問題なかった。これからの50年も問題なく工業用水が使用できるように」とのご希望ですが、50年前と現在では、周辺環境が大きく異なっています。

建設当時には田畑が広がるのどかな風景であったはずが、いつしか住宅化が進み、埋設配管の上には家屋や構造物が建設されている状態の現場では、開削による埋設管路更新は不可能となります。

また、仮に建物などが無くても、更新工事は短期間での施工が要求されますので、やはり開削工事の施工は非常に困難なものとなります。

そこで、大林道路の光硬化工法(シームレスシステム工法、アルファライナー工法)の強みが発揮されます。

光硬化工法であれば、1スパン最長100mまで施工が可能です。工業用水は、取水地から数kmある場合が多いので、その場合は、100mごとにマンホールを敷設して繋いでいきます。  1スパンは1日以内で施工できますので、これを複数班準備することでさらに施工能力を上げて(例:80m×日数×施工班)、短期間での更新工事を可能にします。