埋設管路の劣化による「道路陥没」
道路陥没は、全国で約3,000件(2015年実績)ほど発生しています。陥没の原因の多くは、下水道などの埋設管が損傷し、管内に土砂が浸入することで空洞ができてしまうところにあります。
管径が大きければ大きいほど侵入する土砂の量が多くなるので、道路が陥没した場合の影響はより大きく、事故の原因となります。
<なぜ、埋設管路が損傷するのか>
下水道などの埋設管路は、経年劣化や重量車両の繰り返しの荷重などにより、ひび割れたり、破損したりします。また、埋設管路はつなぎ目部分があり、地震や地盤沈下等により、ズレが生じることがあります。あるいは排水の滞留により硫化水素が発生し、化学反応で硫酸に変化することで腐食することもあります。
いずれにしても、じわじわ時間をかけて劣化します。そして、ある日突然道路が陥没します。
大林道路は、そのリスク管理として、カメラ調査をおすすめしています。